もともとレモン汁が入った市販の炭酸水はありますが、それよりも自分でレモンを絞って炭酸水に入れた方がもっと美味しい。
普段から炭酸水に絞りたてのレモン汁を入れて飲むことが好きな私は、どうせなら自分でレモンを育ててみようと思い立ち、スーパーで買ったレモンから種を採取して栽培することにしました。
「アメリカ産レモンの種」と「南アフリカ産レモンの種」の発芽の比較
種を採取する
日本の気候でレモンを育てていくことを考えると、国産レモンが最も育てやすいはずなのですが、残念なことに近所のスーパーでは国産レモンが販売されていませんでした。
私が行ったスーパーでは、ニュージーランド産レモンと、アメリカ産レモンと、南アフリカ産レモンの3種類があったので、これらを購入して種を採取することにしました。
私が購入したニュージーランド産レモンは、まさかの種無しレモンでした。アメリカ産レモンからは18個の種を採取ことができ、南アフリカ産レモンはたった4個の種しか採取することができませんでした。
この南アフリカ産レモンは、防ばい剤不使用で皮ごと食べられるレモンなので、食べやすいように品種改良された種の少ないレモンなのかもしれません。
種の有無は産地の違いではなく、レモンの品種によるものなので、一概には言えませんが、私が買った種有りレモンは、アメリカ産レモンが「サンキスト(Sunkist)」というブランドで、南アフリカ産レモンが「アウトスパン(OUTSPAN)」というブランドのレモンです。
レモンの種をまく時期は、4月~8月くらいの暖かい時期であれば大抵は発芽しますが、発芽後に育てていくことを考えると、春もしくは初夏頃に種まきをすることが望ましいです。
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外皮を剥く
レモンの種は硬い外皮に覆われているので、この外皮を取り除くことで発芽しやすくなります。
まずは、種の表面に付いたヌメリをティッシュペーパーなどで拭き取ります。ヌメリが取れたら、種を覆う半透明の外皮を、爪を使いながら指先で摘まんで剥いていきます。
種まき
タッパーなどの容器を準備して、その中にコットンを敷き詰めます。コットンの上にレモンの種を並べて、さらにその上からティッシュペーパーを被せます。霧吹きを使って、コットンとティッシュペーパーを十分に湿らせてから暗室で保管します。
私は、アメリカ産レモンの種を10個、南アフリカ産レモンの種を4個まきました。
コットンがない場合は、キッチンペーパーやティッシュペーパーを重ねて使っても良いです。種が発芽するまでは、水気のある状態を保つことが大切です。
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発芽
この画像は、種まきから1週間後の様子です。アメリカ産レモンは全ての種が発芽し、南アフリカ産レモンの種は、4個中3個の種が発芽しました。
早いものは種まきから3日ほどで発芽している種もありました。それにしてもアメリカ産レモンの発芽率が100%なのは驚きの結果でした。
鉢植え
発芽後の種は、まずは小さな鉢に植えて、苗の成長とともに大きな鉢へ植え替えていくと良いでしょう。
この画像は、種まきから30日が経過した苗の様子です。アメリカ産の苗は順調に成長していますが、南アフリカ産の苗は、葉が小さく十分に成長できていません。
南アフリカ産の苗が成長できない理由については、日本の気候に適していないのか、それとも品種改良によるものなのか分かりませんが、自分で種から育てるのであれば、南アフリカ産のレモンよりアメリカ産のレモンの方が育てやすいように思えます。
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