サフランの育て方は、土耕栽培でも水耕栽培でも育てることができますが、土なし水なしの状態で球根をそのまま放置するだけでも開花します。室内の場所を選ばずにサフランの花を楽しむことができるので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
サフランの育て方は土なし水なしのそのまま放置
サフランの球根は、8月頃から流通するようになるので、その時期に球根を買って、室内の直射日光が当たらない場所に置いておくだけで、10月中旬頃に花を咲かせます。
サフランの球根は暑い夏の時期は休眠しますが、秋になり気温が15℃を下回ると、芽を出して開花します。
サフランは秋咲きのクロッカスの一種なので、クロッカスに似た薄紫色の可愛らしい花を咲かせます。小皿などに球根の尖った方を上向きに置いておくだけで、後は開花時期まで土なし水なしのそのままの状態で放置すれば、秋に可愛い花が楽しめます。
サフランの球根には開花するための養分が備わっているので、このような育て方が可能になります。大きく充実した球根ほど、多くの花を咲かせる傾向があるので、購入時には大きな球根を選ぶと良いでしょう。
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サフランの雌しべを収穫
サフランの赤い雌しべは、摘み取って乾燥させると調味料として使うことができます。サフランは球根が大きなもので、1株に4つ程度花を咲かせます。1つの花に3本の雌しべが付くので、1株で12本程度の雌しべを収穫することができます。
摘み取ったサフランの雌しべは、室内の風通しの良い場所で陰干しします。サフランの雌しべは、独特な良い香りがあり、水に浸すと鮮やかな黄色に染まります。スペイン料理のパエリアやインド料理のサフランライスなどの調味料として、乾燥させたサフランの雌しべが使われます。
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サフランの花が終わったら球根を土に埋める
サフランは花を咲かせると、養分を使い切って球根が痩せてしまいます。花後に土なし水なしのそのままの状態では、来年も花を咲かすことができないので、花が終わったら球根を土に埋めて、球根を太らせる必要があります。
サフランの花が終わったら、球根を土に埋めて液肥を施し、球根を育てます。葉が黄色く枯れてくる5~6月頃に球根を掘り出して、球根に付いた土を落としてから風通しの良い日陰で保管します。
サフランの球根は芽の数だけ分球するので、芽がたくさんあると小さな球根しかできません。来年も花を咲かせるためには、芽を1~2本程度残して、他の芽は摘み取っておくと良いでしょう。
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