ペチュニアは、切り戻しを行うことで1年に何回も花を楽しむことができます。今回は、ペチュニアの切り戻しの回数と、切り戻し1回目・2回目の時期について紹介します。まずは、ペチュニアを切り戻しする理由から確認していきましょう。
ペチュニアを切り戻しする理由
ペチュニアの切り戻しは、株が大きくなり過ぎて形が崩れてしまったり、開花のピークが過ぎても再び花を楽しみたい時に、大胆にばっさりと切って株全体を整える作業です。
切り戻し作業は株全体の形を整えることの他に、株元の通気性を良くすることで病害虫の予防する効果があります。ですから、湿度が高まる梅雨前の切り戻しは必須です。
切り戻しすると、当然ですが花がら摘みをやらなくて良いですし、葉が少なくなることで水分の蒸散が減るので、水やりが1日2回のところ1日1回で済みます。
ペチュニアを切り戻しをすることで、1年に何回も花を楽しむことができるので、是非試してみてはいかがでしょうか。
Sponsored Links
ペチュニアの切り戻しの回数
ペチュニアの切り戻しの回数は、梅雨前に1回目の切り戻し、真夏に2回目の切り戻し、1年に計2回の切り戻しを行うことが一般的です。
1回目の切り戻し時期
1回目の切り戻し時期は、4~5月の植え付け後に行うと良いでしょう。購入時に花が咲いている苗でも、根元の脇芽を残して大胆に切っていきます。
ペチュニアは、梅雨入りする前に切り戻しをすることが重要です。梅雨の湿気の影響で、株元から葉が枯れてしまったり、病害虫の被害にあったりするので、その前に切り戻しを行って通気性を良くしておきましょう。
切り戻し後は、生育を促すために固形肥料を与えておくと良いでしょう。それに加えて、梅雨時の病害虫対策として殺虫剤もまいておくと良いと思います。
固形肥料
殺虫剤
4~5月は生育期なので、ペチュニアをばっさりと切ってしまっても、どんどん伸びてくれます。切り戻しをすることで脇芽が広く伸びて、大きくなった時にこんもりとしたドーム型に成長します。ペチュニアはとても生育が良いので、1度切り戻しをしても、3~4週間後には満開に咲いてくれます。
ただし、品種によっては脇芽が出やすいものと、そうでないものがあります。おすすめは、「プルーブン ウィナーズ(PW)」やサントリーフラワーズが作った「サフィニア」「ミリオンベル」などのブランド苗です。
一株100円程度の通常の苗は、大胆に切り戻しをすると失敗してしまうことがあるので、少し多めに葉を残すようにしましょう。通常の苗よりもブランド苗は数百円くらい高いのですが、脇芽が出やすく成長が安定しているのでおすすめです。
Sponsored Links
2回目の切り戻し時期
2回目の切り戻し時期は、真夏に行います。地域によって気候は異なりますが、8月がベストだと思います。8月に切り戻しをしておけば、9月には再び満開のペチュニアを楽しむことができます。
梅雨前に丸坊主に切り戻したペチュニアが、満開に咲いてピークを過ぎた頃に、年間の回数で言うと2回目の切り戻しを行います。この時期のペチュニアは、茎葉が伸びてこんもりとドーム型になった株が、中央部分から割れて形が崩れてきている頃です。
2回目の切り戻しも、1回目と同様に脇芽を残して大胆に切っていきます。ペチュニアはとても生育が良い植物なので、直径30㎝の鉢(10号鉢)に一株植えたとしても、鉢をはみ出すほど大きくなります。
ですから、2回目の切り戻しは、成長を調整する意味でも重要です。切り戻し後は、生育を促すために固形を与えておくと良いでしょう。
スーパーペチュニア
Sponsored Links
おすすめの記事
エバーフレッシュの葉がチリチリにねじれる原因は?水切れのサインを見逃さない!
胡蝶蘭の二度咲きが難しい状態とは?花が終わったら水やりは控えめに!