ギボウシ(ホスタ)は、東アジアを中心に世界の温帯地域に分布する植物です。中でも日本列島には多くの種類が自生しているので、日本の気候でギボウシを育てることはとても簡単です。今回は、ギボウシの株分けの時期と、株分けを失敗しないための注意点を紹介します。
ギボウシ(ホスタ)の株分けの時期
ギボウシは、東アジア原産の植物で、日本にも多くの種類が自生しているので、地植えならほったらかしでも育ちます。ギボウシは耐陰性に優れた植物で、日陰でも元気に育ってくれます。
ギボウシは、11月頃になると地上部の葉が枯れてしまいますが、4月頃には再び芽吹いてくる多年草です。ギボウシの株分けは、春に芽吹く前の休眠期に行うのが基本で、ギボウシの株分けの時期は、2月から3月頃が適しています。
2月から3月頃はギボウシの植え替えの時期でもあるので、株が大きくなっていたら、植え替えのついでに株分けしてみると良いでしょう。
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ギボウシ(ホスタ)の株分けを失敗しないためには?
ギボウシは非常に生命力の強い植物なので、株分けの時期さえ間違わなければ、失敗することは少ないです。ただし、休眠期以外の時期に株分けをしてしまうと、ギボウシの根を傷めてしまうことがあるので注意しましょう。
ギボウシの株分けの方法はとても簡単で、ギボウシの株を掘り上げて、シャベルなどを使って株を切り分けるだけです。この時に注意しておきたいのが、1つの株に2~3個以上の芽が付いた状態で切り分けることです。
株のボリュームを大きくした場合は、1株に5個くらいの芽を付けておいてもかまいません。
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2月頃のギボウシは地上部の葉が枯れていますが、株元をよく見ると芽が膨らんでいるのが分かります。休眠期のギボウシは少しくらい根を傷付けても大丈夫なので、シャベルで大胆に株を切り離しても失敗することは少ないです。
ただし、「トウギボウシ(Hosta var. sieboldiana)」などの大型品種は、根茎を傷めると腐りやすいので、株が自然に分かれている部分で株分けする程度にとどめておいた方が無難です。
ギボウシ(ホスタ)
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