インパチェンスは半日陰でも良く育つ植物なので、ご自宅の様々な場所で楽しむことができます。また、インパチェンスは品種が豊富で、一重咲きや八重咲きなど、いろいろな花を咲かせることで人気です。
インパチェンスの原産地はアフリカなので、基本的には暑さや乾燥に強い植物ですが、間違った水やりが原因でインパチェンスの葉が丸まる、なかなか大きくならないといったことが起こり得るのです。
インパチェンスの葉が丸まる原因
暑い季節になると、インパチェンスの茎がダラんと垂れて葉が丸まることがあります。見た目は、しおれてしまっているような状態です。
これは、暑さにより葉の気孔から水分が蒸散したことが原因で、インパチェンスの葉が丸まるのです。暑さによって水分が蒸発してしまったのではなく、自ら気孔を開いて水蒸気を出して蒸散させることで調節しているわけです。
インパチェンスに限らず、植物の表皮には気孔と呼ばれる小さな穴があり、周囲の光量や水分量に応じて気孔を開閉して、光合成に必要な二酸化炭素を取り込んだり、蒸散量を調節したります。インパチェンスは、この気孔の数が比較的多いため、蒸散量も多く、葉がしおれやすいのです。
日中は葉がしおれていても、夕方に回復する程度でしたら、それほど気にすることはありませんが、葉が丸まる状態が続くのはあまり良いことではありません。
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インパチェンスの葉が酷くしおれている場合は、鉢を風通しの良い半日陰に移動し、十分に水やりをすることが必要です。この時に葉水(葉に直接水をかける)をしてあげると、数十分後には元の葉に戻ります。植物の気孔は葉の裏側に多くあるので、インパチェンスの葉の表と裏の両方に葉水すると効果的です。
インパチェンスが大きくならない原因
インパチェンスが大きくならない原因については、たとえば、鉢が小さく土が少なかったら、肥料不足だったり、他にも様々なことが考えられますが、ここでは意外と見落としがちな、水やりの方法について紹介します。
すでに述べていますが、インパチェンスは暑い日中に、しおれたように葉が丸まることがあります。そのため過剰に水やりをしてしまうことがよくあるのです。その結果、インパチェンスが根腐れを起こし、なかなか大きくならないということがあるのです。
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インパチェンスの水やりは、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えるのが基本です。できれば日中の高温による土の蒸れを避けるために、水やりは午前中に行うことが理想です。
気温が低い時期や夜間などに過剰に水やりをすると、根の不調を引き起こし、インパチェンスが大きくならない原因になるので注意しましょう。
インパチェンス
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