アンスリウムの花と葉が小さい原因

アンスリウムを園芸店で購入したばかりの頃は花が大きかったのに、新しくできた花や葉が小さいということがよくあります。今回は、アンスリウムの花や葉が小さい時に考えられる原因について解説していきます。

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アンスリウムの花と葉が小さい原因

アンスリウム,花が小さい,葉が小さい,画像1アンスリウムの花は、厳密に言うと、赤い部分(品種によっては白やピンクのものがある)は「仏炎苞(ぶつえんほう)」で、中心にある棒状のものが花です。

この棒状の花を「肉穂花序(にくすいかじょ)」と言い、サトイモ科の植物に多く見られます。ここでは、肉穂花序のことを分かりやすく「花」と表記していきます。

アンスリウムの花と葉が小さいということは、アンスリウムの成長を妨げる栽培環境に原因があります。たとえば、「日照不足」「水やり」「肥料」「温度管理」などが原因として挙げられます。

「日照不足」は、アンスリウムの置き場所を変えれば良いですし、「水やり」と「肥料」の問題は、適切に与えれば解決できます。しかし、「温度管理」は環境によるところが大きく、特に冬場は地域によっては温度管理が難しいことがあります。

産地で育ったアンスリウムと自宅で育てたアンスリウムの違いは、温度管理の問題が大きく、その影響が花や葉の大きさの違いになっていることが多いです。

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アンスリウムは温度次第で1年中花が咲く

アンスリウムの花が咲く時期は、一般的には5月から10月くらいと言われていますが、温度環境の良い場所で上手にアンスリウムを栽培すると、1年中花を咲かせることが可能です。

開花時期はアンスリウムが成長する生育期でもあるので、5月から10月くらいの温度を1年中保つことで、大きな花や葉をつけることができます。ですから、寒い時期の温度管理を怠ると、アンスリウムの花や葉が小さい原因になるのです。

アンスリウムは高温を好む植物で、適温は20~30℃程度ですが、15℃以上を保てれば、十分に生育してくれます。しかし、冬場は、地域によっては室内温度が10℃を下回ることがあり、この時期に保温をせずに越冬させてしまうと、花付きが悪く葉が小さい原因になります。

15℃程度でもアンスリウムの花は咲きますが、それでは花が小さいので、確実に大きな花を咲かせるためには常に20℃くらいを確保しておく必要があります。東北地方などの寒い地域にお住まいの方は、暖房設備が完備されているので、むしろ寒い地域の方が冬場の温度管理をきちんとできるかもしれません。

アンスリウムの花が1年中咲かなくても良いという場合でも、冬場は10℃以下にならないように気を付けましょう。できれば15℃以上が望ましいです。

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「日照不足」「水やり」「肥料」

アンスリウム,花が小さい,葉が小さい,画像2アンスリウムの「日照不足」「水やり」「肥料」の問題は、専門書やネットの情報などで、すでにご存知の方も多いと思いますが、最後に簡単に解説していきます。

アンスリウムに限らず、ほとんどの植物は、光がないと成長が滞るので花や葉が小さい原因になります。アンスリウムは光を好む植物で、光がたっぷり当たった方が花や葉が大きくなりやすいです。ただし、直射日光が当たると葉焼けを起こしやすいので、レースのカーテン越しの窓際に置いておくと良いでしょう。

また、間違った水やりによって、水切れが根腐れを引き起こし、アンスリウムの成長が滞ってしまうこともあります。アンスリウムは多湿を好む植物ではありますが、水の与え過ぎはNGです。

アンスリウムの水やりは、鉢の土が乾いたらたっぷりと水を与えます。春から秋にかけての生育期は、根が盛んに成長しているので水はけが早いですが、冬場の休眠期は根の成長が滞り、水の吸い上げが少なくなります。そのため、冬場の水やりの頻度は少なくなります。

アンスリウムの花を咲かせるためには、肥料はとても重要です。適切な時期に肥料を与えていないと、花や葉が小さい原因になります。

春から秋の生育期に、アンスリウムに肥料を与えることで、翌年も花が咲きやすくなります。使用する肥料は、観葉植物用の固形タイプでも液体タイプでも構いません。使い方は肥料によって異なるので、肥料の説明書に従って使用してください。

アンスリウム

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