子持ち蓮華は、子持ちという名前の通り子株をたくさん付ける多肉植物です。子持ち蓮華の子株は、「ランナー(匍匐茎)」と呼ばれる地上を這うように伸びる茎の先に付いており、その子株が地面に付くと発根して子持ち蓮華が増えていきます。
子持ち蓮華は春の生育期になると、たくさんのランナーが次々と出て、株全体がモッサリとしたボリュームになります。今回の記事では、子持ち蓮華の増えすぎたランナーを切る方法と、切り取った子株を使った株の増やし方を紹介します。
子持ち蓮華の増えすぎたランナーを切る方法
子持ち蓮華は、2月中旬頃になると休眠状態から目覚めて、3月~4月にランナーを出し始めます。春は生育旺盛の時期なので、子持ち蓮華が休眠から目覚めてわずか1ヶ月程度で、鉢からはみ出すほどランナーだらけになります。
たくさんのランナーが垂れ下がる姿も可愛いのですが、見た目をスッキリしたいという場合は、子持ち蓮華の増えすぎたランナーを切ることもできます。伸びたランナーをそのままにしても、冬になると結局はランナーが枯れて子株だけになるので、収拾がつかなくなる前に、ある程度のランナーを切って、株の形を整理しておくと見た目が良くなります。
子持ち蓮華の増えすぎたランナーは、ハサミを使って切り取っていきます。この時、ランナーの根元の部分を摘まめるくらいの長さで、少し残しておくことがポイントです。
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親株に残ったランナーを放っておくと、いずれは枯れて硬くなります。ランナーが枯れて硬くなったら、摘まんでゆっくりと引き抜くと綺麗に取り除くことができます。
多肉植物の栽培は、ハサミとピンセットが必須アイテムです。これについては以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
切り取った子株を使った子持ち蓮華の増やし方
子持ち蓮華は、ランナーの先には子株が付いて、その子株が地面に付いて発根することで株を増やしていく性質があります。ですから、切り取ったランナーに付いた子株を植え付けることで、子持ち蓮華の株を増やすことができるのです。
子持ち蓮華の増やし方は、子株の部分だけを取り除いて土の上に置くだけで完了です。後は適切に水やりをして、子株の発根を待ちます。
子株を土に植え付ける際に、子株に付いたランナーを少しだけ残しておくと、ランナーをピンのように使って土に差し込むことができるので、植え付けた後に子株が安定します。
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子持ち蓮華の増やし方作業は、春と秋の生育期に行うことが望ましいです。生育期であれば、子持ち蓮華の子株を土の上に置き、適切に水やりをして、あとは明るい日陰に放置しておくだけで大抵は発根します。
子持ち蓮華は真夏と真冬は休眠期になります。子持ち蓮華は高温多湿に弱いので、真夏の時期は水やりを控えて休ませてあげましょう。また、冬の時期も休眠状態になり、多くの水分を必要としないので、冬場の水やりも控えめにすることが大切です。
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