マンネングサは多肉植物の一種で、園芸店などではセダムという名前で流通していることもある植物です。
マンネングサは、非常に生育が良い植物で、その繁殖力を生かしてグランドカバーにする方もいらっしゃいますが、目的も無く安易に地植えすると増え過ぎて困るということがよくあります。
今回は、増え過ぎたマンネングサを除草剤を使って駆除する方法を紹介します。
マンネングサ(セダム)を地植えすると増え過ぎる
マンネングサが短期間で一気に増えてしまう理由は、多肉植物ならでは繁殖の繁殖方法にあります。
多肉植物を育てた経験がある方はご存知かと思いますが、多肉植物はこぼれ落ちた葉から根が生えて増えていくという性質があります。その性質を利用した「葉挿し」と呼ばれる増やし方があるくらいです。
マンネングサには細かい葉がたくさん付いていて、葉にちょっと触れただけで取れてしまいます。そのため、強風に吹かれたマンネングサの葉がポロポロとこぼれ落ちて、そこから一気に広まってしまうのです。
ですから、マンネングサを安易に地植えしてしまうと、春から秋にかけての生育期に、爆発的に増え過ぎて困ってしまうという事態を招きます。
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また、グランドカバーとしてマンネングサを地植えしたいと考える場合も、住宅の立地環境によっては注意が必要です。
すでに述べていますが、マンネングサは強風に飛ばされた1枚の葉からでも増えていきます。立地が込み合った住宅街でマンネングサを広範囲に地植えすると、お隣の家の庭までマンネングサの葉が風で飛ばされて、そこから一気に増えてしまうということがあるのです。
目的も無く庭に増えてしまったマンネングサは、駆除が必要な雑草に過ぎないので、グランドカバーにする場合は近所迷惑にならないように心掛けましょう。
マンネングサの駆除は除草剤がおすすめ
マンネングサを手で取り除くと、葉がポロポロとこぼれ落ちて、そこから再び増えてしまいます。広範囲に広がったマンネングサを、葉がこぼれないように、1本1本慎重に取っていくのは時間がかかるので、除草剤を使って駆除した方が良いでしょう。
除草剤には、液体タイプと顆粒タイプの2種類がありますが、すでに増え過ぎてしまったマンネングサに対しては、液体タイプの除草剤を使います。
液体タイプの除草剤は、効果維持期間が短めですが、即効性があります。一方、顆粒タイプの除草剤は、即効性は低いですが、効果が長く続くので雑草の予防に効果的です。
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除草剤を使う際に気になることは、土や人体への悪影響だと思います。特に小さなお子様やペットがいる家庭では、環境と人に優しい成分を使った除草剤がおすすめです。
マンネングサの生育期は3~5月と9~11月です。そのため除草剤をまくタイミングは、マンネングサが本格的に成長する5月前に使用します。それでも駆除できなかった場合は、マンネングサの成長が止まる11月に除草剤をもう一度まくと良いでしょう。
環境と人に優しい成分の除草剤
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