シャコバサボテンは多肉植物の仲間ですが、自然界では樹木や岩に張り付いて育つ性質(着生)があるため、健康な状態でも体を固定するために節から根を出すことがあります。しかし、葉がシワシワになった状態で大量の根が出ている場合は、根腐れや根詰まりなどのトラブルを抱えている可能性が考えられます。今回は、シャコバサボテンの気根が出る原因について紹介します。
シャコバサボテンの気根が出る原因
「気根(きこん)」とは、植物の地上部の茎から空気中に生える根のことを言います。シャコバサボテンは、ギザギザがある小判型の茎節がいくつも連なった形状になっており、この節と節の間から根が出てきます。
植物の種類によって、気根の役割は少し異なりますが、シャコバサボテンの気根の役割は、主に空気中の水分を吸収することが目的です。つまり、シャコバサボテンが水分不足に陥っている時に気根が出やすいわけです。
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根詰まり
シャコバサボテンの気根が出る原因として最も可能性が高いのが、根詰まりによる影響です。
シャコバサボテンは多肉植物に分類されていますが、サボテンなど他の多肉植物と比べると、シャコバサボテンの方が生育旺盛です。そのため、長年植え替えをしていないと、すぐに根が張って根詰まりを起こしてしまいます。
根詰まりが起きた状態では、根から十分に水分を吸収できないので、シャコバサボテンが水分不足に陥った結果、節から根が出てくることがあります。
根詰まりを起こしたシャコバサボテンは成長が滞り、葉の色が鈍い黄緑色になります。シャコバサボテンの植え替えの頻度は、2年に1回が目安で、生育期の始めの4月頃に一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
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根腐れ
シャコバサボテンに根腐れが起こることも、気根が出る原因になります。根腐れは、シャコバサボテンの生育が滞る冬の時期に起こりやすいです。
12月~3月までの真冬の時期は、シャコバサボテンが多くの水分を必要としていないので、この時期に水を与え過ぎると、土の中が常に湿った状態になることで根腐れが起こりやすくなります。
冬の時期はシャコバサボテンを乾燥気味に管理することが大切です。5℃程度の寒い場所で管理する場合は、水をほとんど与えずに冬越しさせます。
水切れ
多肉植物は多くの水分を必要としないものがほとんどですが、シャコバサボテンは、ガーデニングの草花のように水分を必要とします。ですから、シャコバサボテンは多肉植物なので、頻繁に水やりしなくても大丈夫と勘違いしていると、水切れが原因で気根が出てしまうことがあります。
4月~9月の生育期には、表土が乾いたら鉢の底から水が流れ出るほど、たっぷりと水を与えます。生育期は屋外の半日陰(明るい日陰や午前中のみ日が当たる場所)に出して管理することが多いですが、風通しが良くなるぶん土の乾きが早くなり水切れが起こりやすいです。なお、強い直射日光に当てると葉焼けを起こして枯れる原因になるため注意しましょう。
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