アガベは、水の与え過ぎや光量不足によって葉がヒョロヒョロに徒長していまうことがあります。そうならないように乾燥気味に管理して、アガベを締めて育てる必要があります。今回は、アガベの締め方や葉が開く原因について紹介します。
アガベを締めて育てるとは?
アガベを締めて育てるとは、しっかりと光に当てて、乾燥気味に育てることで、引き締まったまとまりの良い株の形に育てることです。
アガベの原産地であるメキシコや米国南西部、中南米は熱帯地域になるので、日本の気候とは大きく異なります。
メキシコの気候は、乾季(11~4月)と雨季(5~10月)があり、雨季の降水量は日本とあまり変わりませんが、乾季はほとんど雨が降らず乾燥した状態が続きます。
メキシコの気温は年間を通して暖かく、10~30℃程度になります。アガベを締めて育てるということは、湿度の高い日本でも乾燥気味に管理することで、原産地の環境と近い状態で育てるということになります。
アガベは、水を与え過ぎたり光量不足になると、徒長して葉がヒョロヒョロに伸び過ぎてしまいます。植物はある程度の対応力があるので、暖かい季節にアガベを地植えにすると、日本の気候に順応して、瑞々しい葉を大きく広げて育ちます。この状態のアガベを好む愛好家の方もいらっしゃいますが、株の形がコンパクトにまとまるようにアガベを締めて育てることを好む方もいらっしゃいます。
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アガベの締め方
株が引き締まった格好いいアガベに育てるためには、まずは光をしっかりと当てることが大切です。日照時間が足りないと、葉が徒長して貧弱な株になってしまいます。光量不足の環境では、新しく出てくる葉も育たないので、株の形が悪くなっていきます。
暖かい時期は、屋外のしっかり光が当たる場所でアガベを管理します。冬場は室内にアガベを移動して、育成ライトなどを使ってしっかりと光を当てることが必要です。
アガベは、水やり頻度が高いと、いくら光を当てても、葉が徒長してしまいます。そのため、アガベは水やり頻度を低く保ち、乾燥気味に育てることが大切です。
アガベの水やり方法は、水を与える時は鉢底から水が流れ出るほどたっぷりと与え、与えない時は土の中が乾燥してアガベの下葉にシワがよるほど乾かすという、メリハリのある水やりが大切です。
アガベの水やり頻度は、育てている環境によって異なりますが、土の中が乾燥してから2~3日後に水やりをする程度で十分です。鉢を持ち上げてみて、軽くなっていたら土の中が乾燥している証拠です。アガベの下葉にシワがよっている状態も水やりのタイミングの目安になります。
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アガベの葉が開く原因は?
アガベにしっかり光を当てて、水やりも控えめにしているのに、なぜかアガベが徒長して葉が開いてしまう。そんな時は、アガベに風を当てていないことが、徒長する原因の1つとして考えられます。
アガベが自生するメキシコは湿度が低い環境ですが、日本は湿度が高い環境なので、アガベが空気中から水分を吸収して葉が開くことがあります。
特に梅雨の時期は非常に湿度が高いので、アガベに風を当てる必要があります。屋外で管理する場合は、風通しの良い場所でアガベを管理することが大切です。室内でアガベを育てる場合は、サーキュレーターなどを使って、空気を循環させると良いでしょう。
このようにアガベに風を当てることも、アガベを締めて育てるために重要な要素の1つになります。
アガベ
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