地植えの福寿草を植えっぱなしにしていると、いつの間にか株が溶けて消えてしまうことがよくあります。専門書などでは、この現象を連作障害とし、3~4年に1回は違う場所に植え替えることを推奨していますが、具体的にどのような原因で福寿草が消えるのか考察してみたいと思います。
福寿草が植えっぱなしで消える原因

福寿草は日本原産の山野草で、春に黄色い花を咲かせ、夏前には地上部が枯れる宿根性の多年草です。
自然界の福寿草は、落葉樹林の下の明るい日陰に自生しています。ですから、福寿草は周りが落葉と腐葉土に覆われた環境を好む植物です。
福寿草に使用する土は腐葉土を混ぜ込んであげるとよく育ちます。福寿草のような春植物全般に言えることですが、肥料不足になると成長に大きく差が出やすいので、土壌が合わないことが原因で株が弱ってしまうと、地中で腐って急に消えることがあります。
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福寿草が植えっぱなしで消える最も可能性が高い原因は、夏の「高温多湿」によって地中の根茎が腐ってしまうことです。福寿草は寒さには極めて強く、冬芽が凍結しても平気ですが、暑さと蒸れには非常に弱い性質を持っています。
本来、山林に自生する福寿草は、夏になると周囲の落葉樹の葉が茂り、直射日光や地温の上昇から守られた環境で夏越しをします。しかし、庭に地植えした福寿草を植えっぱなしにしていると、夏場に強い直射日光や西風が当たり、地中の温度が上がりすぎて株が溶けるように腐ってしまうため、夏場にワラや腐葉土でマルチングをして地温の上昇を防ぐことが重要になります。
福寿草の夏越しの水やり方法

地植えの福寿草の場合は水やりの必要はありませんが、鉢植えの福寿草の場合は1日1回は水やりをします。花後は地上部の葉が完全に枯れるまで、通常の水やりを続けてください。
夏前には福寿草の地上部が枯れます。地上部が枯れたら、鉢植えの福寿草は直射日光の当たらない涼しい日陰(木陰など)に移動させて夏越しさせます。
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福寿草は地上部が枯れても、地中では太い根が生きており、秋に向けて来年の芽を育てています。そのため、完全に乾かしてしまうと根が死んでしまい、翌春に芽が出なくなります。過湿(常にベタベタな状態)には注意が必要ですが、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、適度な湿り気を保つことが大切です。福寿草が自生する山林の地中と同じように、通気性が良く、かつ優しく湿った状態をキープしましょう。
地植えで植えっぱなしの福寿草は、地上部が枯れた夏の間、直射日光が当たって地面が高温にならないように、ワラや腐葉土などを被せて、地熱を和らげてあげると良いでしょう。
福寿草
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