エバーフレッシュは葉の開閉運動を行う植物として知られていますが、エバーフレッシュが調子を崩すと葉が開かないままになったり、葉が閉じない状態が続いたりすることがあります。
今回は、エバーフレッシュの葉が開かない・葉が閉じない原因について紹介します。特に冬の時期は、エバーフレッシュがぐったり葉が垂れることがあるので注意が必要です。
エバーフレッシュの葉が開かない原因
エバーフレッシュは、マメ科コヨバ属に分類される植物で、和名はアカサヤネムノキと言います。ネムノキの仲間は、夜になると葉から水分の蒸発を防ぐために葉を閉じる「就眠運動（睡眠運動）」をする性質があります。そして、朝になると再び葉を開いて光合成を行います。
ですから、エバーフレッシュの葉が開かないで、閉じたままの状態が続く時に考えられる主な原因は「水分不足」が挙げられます。
水切れ
うっかり水やりを忘れてしまった場合は、エバーフレッシュの葉が閉じたままになり、開かない状態が続く原因になります。エバーフレッシュは水切れの状態が続くと、葉が閉じるばかりか、次々と葉を落としてしまうことがあるので注意が必要です。
水やりを忘れがちな方には、水やりのタイミングを知らせてくれる「水やりチェッカー」という園芸用品がおすすめです。
水やりチェッカー
根腐れ
エバーフレッシュの水やりは、表土が乾いたら水を与えるというメリハリのある水やりが基本です。水を頻繁に与え過ぎると、土の中が常に湿った状態になり、根腐れを引き起こすことがあります。
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特に、冬の休眠期はエバーフレッシュが多くの水を必要としていないので、この時期に水を与え過ぎると根腐れを起こしやすいです。
根腐れが起きると、根から水分を吸い上げることができなくなるので、葉が水分不足になり、エバーフレッシュの葉が開かない原因になります。
根腐れを起こしてしまった場合は、根の成長を促す活力剤を使うと良いでしょう。
根の成長を促す活力剤
根詰まり
長年植え替えをしていないと、鉢の中で成長した根が行き場を失い、鉢の中を根がグルグルと回るサークリング現象が起こします。根詰まりをした根では水を十分に吸い上げることができないので、葉の乾燥を防ぐためにエバーフレッシュの葉が開かない状態が続きます。
エバーフレッシュの植え替え頻度は、1年～2年に1回が目安です。植え替えの時期は、エバーフレッシュの生育期にあたる5月～9月頃が適しています。株の成長に応じて一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
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エバーフレッシュの葉が閉じない原因！冬にぐったり葉が垂れる時は？
エバーフレッシュは、ある程度の耐陰性がありますが、基本的には日光を好む植物なので、春から秋は屋外で管理し、冬は室内に移動するという育て方が一般的です。
しかし、エバーフレッシュは、環境の変化に敏感な植物なので、急に移動すると調子を崩してしまい、葉が完全に閉じないで中途半端に開いたままの状態が続き、株の全体的にぐったりと葉が垂れることがあります。
特に、このような状態は寒さが厳しい冬の時期に起こりやすいです。そもそもエバーフレッシュは熱帯植物なので、寒さに弱い傾向があります。冬場は最低でも10℃程度は必要です。
秋から冬の季節の変わり目にエバーフレッシュを屋外管理していると、寒さで調子を崩してしまうこともよくあります。秋は最低気温が15℃を下回るようになったら、早めに室内へ移動しましょう。
冬場は、暖房管理が不安定な室内にエバーフレッシュを置いていると、急激な温度変化に対応できずに、中途半端に開いた葉が閉じないことがあります。
単に水切れで調子を崩している場合は、エバーフレッシュの下葉の方から異変が起きますが、環境の変化が原因で調子を崩している場合は、株の全体的にぐったりと葉が垂れます。
エバーフレッシュ
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