パプリカ栽培は収穫までに時間がかかるので、その間に生育が鈍る何らかの原因があると、実が十分に大きくなれずに色が付かないことがあります。それでは、緑のままのパプリカを収穫して、追熟させることで赤色や黄色のパプリカにすることができるのでしょうか?
パプリカ栽培で色が付かない時は?
パプリカの実は、初めうちはピーマンのように緑色をしていますが、完熟することで赤色、黄色、オレンジ色などに色付きます。ピーマンも完熟するとパプリカのように赤くなります。
ピーマンは完熟前に収穫しているので苦味がありますが、完熟したパプリカは甘味があるのが特徴です。
パプリカ栽培は、ピーマンよりも収穫までに時間がかかるので、いつまでも色が付かないと勘違いしてしまうことがよくあります。
パプリカの開花時期は6~10月と長く、収穫時期も7~10月までなので長期間になります。パプリカ栽培は、苗の植え付けから収穫まで60~80日くらいかかるので、ピーマン栽培よりも少し難易度が高いです。
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パプリカの収穫のタイミング
パプリカ栽培は、小さな実ができてから完熟するまでに、3週間くらいかかります。最初は緑色だったパプリカの実も、時間が経つにつれて、赤色、黄色、オレンジ色などに変わって熟していきます。
パプリカはたくさんの実をつける植物なので、多くの水分と肥料を消費します。ですから、水分と肥料が不足すると、実が十分に大きくなりません。未熟な実では色が付かないことがあります。
パプリカ栽培は完熟するまでに時間がかかるので、その間に雨に当たると実が傷みやすく、腐って落ちてしまうことがあります。完熟するまでは、雨よけのビニールをかけておくと安心です。
パプリカは高温性の植物で、生育適温が25~30℃です。そのため、秋の終わり頃にできた実は、日に日に寒さが厳しくなっていくので、十分に生育できずに色が付かないことがあります。
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パプリカは緑のまま収穫して追熟できるの?
パプリカは収穫後に追熟することができますが、全ての実が100%色付くわけではありません。実が十分に大きくなって、実の半分以上が色付いている場合は、大抵は追熟することが可能です。しかし、十分に成長していない実を緑のまま収穫した場合は、色が付かないことがあります。
パプリカの追熟方法は、15~20℃程度の環境で、しっかり光に当てることで追熟できます。
万が一、追熟できなくても、パプリカは緑のままでも食べることができます。緑色のパプリカは肉厚のピーマンのようで、炒め物などに使えます。緑色のパプリカは、ピーマンほど苦味がないので食べやすいです。
フルーツパプリカの種
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