家庭菜園でピーマンを育てていると、思っていたよりも実が大きくならないことがよくあります。今回は、ピーマンの実が大きくならない原因と、実が小さい時の対策としてピーマンの整枝(剪定)と芽かきの方法を紹介します。
ピーマンの実が大きくならない原因
ピーマンは収穫期間が長い野菜なので、追肥や土寄せを小まめに行うことが重要です。6月から10月までの収穫期間は、次々と実ができていくので多くの養分を必要とします。そのため、肥料不足はピーマンの実が大きくならない原因になります。
特に、プランターでピーマン栽培をしている場合は、肥料不足が原因でピーマンが大きく育たないことがよくあります。プランター栽培は、土の量が限られているので、水やりのたびに肥料分がプランターの底から流れ出てしまいます。
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ですから、プランターでピーマンを栽培する際には、追肥を小まめに行うことが大切です。肥料切れになると、ピーマンの実がまるでシシトウのように小さくなってしまうので、追肥は2週間に1回は与えておきましょう。
また、ピーマン栽培はたくさんの枝を残しておくと養分が分散して、実が大きくならない原因になります。メインとなる枝を3本だけ残して整枝(剪定)する「3本仕立て」にすると、収穫量は減りますが養分が集中するので大きなピーマンができます。
ピーマンの実が小さい時は整枝(剪定)と芽かき
ピーマンの実を大きくする栽培方法は、2本仕立てや4本仕立てというものがありますが、ここではより一般的な3本仕立ての方法を紹介します。
ピーマンは成長していくと8~9番目の節に「一番果(一番花)」がつくと言われています。一番果(一番花)とは、一番最初につく実(花)のことです。
ピーマンの株がまだ成長途中で充実していない時に、一番果を大きく育ててしまうと、株の成長のために養分を使うことができないので、一番果は小さいうちに取ってしまいましょう。
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3本仕立ての方法は、一番果がついたメインとなる枝と、一番果の下の枝と、その下の枝の3本を残して、それ以外の脇芽は小さなうちに摘み取ります。この脇芽を摘み取る作業を「芽かき」と言います。
整枝(剪定)作業を行い余分な枝を無くすことで、メインの枝の日当たりが良くなるばかりか、風通しも良くなるので病害虫の被害を防ぐ効果が期待できます。
ピーマンは、トマトほど脇芽が次々と出てこないので、そんなに手をかけなくても育ちますが、実が小さい時は整枝(剪定)と芽かき作業を積極的に行うと良いでしょう。
ピーマンの種
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