園芸ラベルは油性ペンより鉛筆の方が消えない

植物は種類ごとに栽培方法が異なるため、忘れないように園芸ラベルに植物名を書いておく必要があります。種をまいた日はいつなのか、どのような品種を交配したのか、など植物を育てるうえで重要な情報を園芸ラベルに記載します。

ところが、プラスティック製の園芸ラベルに油性ペンで文字を書いたものを屋外に置いておくと、早くて数ヶ月で文字が消えてしまうことがあります。むしろ、油性ペンより鉛筆の方が消えないものです。

Sponsored Links

園芸ラベルは油性ペンより鉛筆の方が消えない

園芸ラベル,鉛筆,消えない,画像

油性ペンと鉛筆とでは、一見油性ペンの方が耐久性があるように思われがちですが、実は、プラスティック製の園芸ラベルに文字を書いて屋外に置いていた場合、油性ペンより鉛筆の方が文字が消えない傾向があります。

油性ペンの黒い顔料と、鉛筆の黒い芯は、どちらも炭素を原料にしたものですが、油性ペンと鉛筆では園芸ラベルに文字を定着させる方法が異なります。

一般的な油性ペンは、着色剤となる顔料を溶剤や樹脂によって定着させます。そのため、プラスティック製の園芸ラベルに文字を書くと、文字の部分に塗料の薄い層が形成されます。その塗料の層が直射日光に当たると乾燥して剥がれてしまい、園芸ラベルの文字がところどころ消えてしまうのです。

Sponsored Links

一方、鉛筆の芯は黒鉛と粘土で作られており、これを園芸ラベルに擦り付けることで文字を書きます。微細な黒鉛の粒子が1枚の層ではなく、バラバラに付着しているので、一気に剥がれることなく文字が消えにくくなります。

たとえば、印刷された看板はなぜ消えないのかと言うと、印刷する際に顔料に熱を加えて定着されているからです。家庭用のラベルライターでは熱定着できないので、園芸ラベルを自作してもすぐに文字が消えてしまいます。

プラスティック製の園芸ラベルに鉛筆で記載すると文字が消えないというメリットに加えて、使い終わったら消しゴムで文字が簡単に消せるので、園芸ラベルを再利用することができるという利点もあります。

鉛筆で書けるプラスティック製の園芸ラベル

created by Rinker
大和プラスチック
¥594 (2024/05/04 15:44:13時点 Amazon調べ-詳細)
PR
created by Rinker
大和プラスチック
¥399 (2024/05/04 15:44:13時点 Amazon調べ-詳細)
PR

どうしても油性ペンで書きたい時は…

プラスティック製の園芸ラベルに、どうしても油性ペンで植物名を書きたい場合は、屋外専用の油性ペンを使用すると良いでしょう。

Sponsored Links

ここで紹介している商品は、直射日光や雨が当たる屋外の環境でも消えにくい油性ペンです。一般的な油性ペンよりは耐久性がありますが、全く消えないというわけではありません。カラーペンはどうしても変色しやすいので、黒の油性ペンをおすすめします。

屋外展示に強い油性ペン

Sponsored Links

おすすめの記事

リトープスの花が咲いた後は?種の取り方と花がら摘みの方法を解説!

ワイヤープランツが水切れでチリチリ!枯れた葉が落ちる時は復活できるの?

イチゴが酸っぱいのはなぜ?甘く育てるにはどうする?

ウツボカズラの袋を大きくするには?高地性と低地性で温度管理が違う!

チランジア(エアプランツ)の親株が枯れる!子株を株分けするタイミングとは?

草花ガーデニング

【園芸豆知識⑩】コガネムシの幼虫退治

created by Rinker
住友化学園芸
¥1,277 (2024/05/04 22:49:59時点 Amazon調べ-詳細)
PR

コガネムシは、春から夏にかけて活発に活動し、土の中に産卵します。卵から生まれた幼虫は、そのまま土の中で越冬し、春先にサナギから成虫になります。

コガネムシは、成虫が植物の葉を食べて、幼虫が根を食べる害虫です。特に土の中の幼虫は、根の被害が分かりにくいので厄介です。

コガネムシに効く薬剤として知られているのは「オルトランDX」です。オルトランDXを土に混ぜておくと、その殺虫成分を植物の根から吸い上げることで、根だけではなく葉にも殺虫効果が得られます。

【園芸豆知識⑪】発根を促す鉄分サプリメント

created by Rinker
メネデール
¥1,045 (2024/05/04 19:03:45時点 Amazon調べ-詳細)
PR

メネデールは、植物の発根を促すための鉄分が含まれた活力剤です。挿し木や種まき、苗の植え付け、植え替えなどの場面で使用することで、根の成長を促進することができます。

メネデールの使用方法はとても簡単で、原液を100倍に薄めた水を植物に水やりするだけです。メネデールは、農薬や肥料ではないので、発根を促したい成長期に毎回使うことができます。

【園芸豆知識⑫】液体除草剤と顆粒除草剤の使い分け

created by Rinker
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
¥1,110 (2024/05/04 22:50:00時点 Amazon調べ-詳細)
PR
created by Rinker
レインボー薬品
¥4,069 (2024/05/04 23:27:00時点 Amazon調べ-詳細)
PR

除草剤は「液体タイプ」と「顆粒タイプ」の2種類があります。液体除草剤は、雑草に直接かけて使います。即効性があるので、すでに増えてしまった雑草に効果的です。

顆粒除草剤は、土の中にゆっくりと浸透させて使い、長期間効果が持続するのが特徴です。すでに生えている雑草にも使えますが、効果の持続性を生かして、雑草が生える前に撒くことで予防する使い方がおすすめです。

Sponsored Links
\ よろしければシェアお願いします /