芝生の庭の一角に花壇や畑を作る際には、芝生の侵入を防ぐために根止め作業を行う必要があります。
今回は、芝生の根止め作業に使用する柵の深さと高さについて紹介します。
芝生の根止めの深さ
8~10㎝程度
芝生の根は、浅く広がっていく特徴があるため、長くても10㎝程度の深さしか伸びません。
住宅の庭でよく使われる日本芝の高麗芝や西洋芝暖地型のバミューダグラス類は、8~10㎝程度の深さの根止めで十分だと思います。
西洋芝寒地型と呼ばれるベントグラス類や、ブルーグラス類の芝生は根が短いので、根止めの深さは5㎝程度で十分です。
芝生の根は、小さな隙間からでも侵入してきます。根止めの柵が重なる部分は、隙間がないように並べる必要があります。
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芝生の根止めの高さ
5~8㎝程度
芝生は、「ランナー(匍匐茎)」と呼ばれる地表を這うように広がる茎を伸ばして成長していきます。
通常は、根止めの柵の高さが5~8㎝程度あれば十分なのですが、長期間芝生の手入れをせずに、ランナーを伸ばし放題にしておくと、柵を乗り越えてしまうことがあります。
芝生の根止めは深さが重要で、高さは見た目の問題でもあります。根止めで区切った花壇や畑が綺麗に見えるかという点で5~8㎝程度の高さが望ましいではないでしょうか。
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小まめにランナーを処理することが重要
芝生の成長は、根が先ではなく、ランナーが伸びてそこから新しい根が生えて広がっていきます。
ですから、芝生が根止めの柵を乗り越えてこないように、定期的にランナーを切って処理する必要があります。
ランナー処理は、芝刈り機を定期的にかけていれば問題ないと思いますが、芝生と花壇の境目は、なかなか芝刈り機ではランナーを処理しにくいので、気になる部分は手作業で切ると良いでしょう。
屈まずに芝生が切れる便利なアイテム
芝生の根止めにおすすめ
この商品は、芝生の根止めの柵の高さがMサイズ(15㎝)、Lサイズ(22㎝)、LLサイズ(27㎝)の3種類あるので、ご自身の環境にあったものを選ぶことができます。
1つひとつの柵が連結しているので、柵の隙間から芝生の根が入り込む心配がありません。連結した柵は、必要な長さにカットして使用することができます。
芝生の根止め作業をする際は、まずは柵が差し込みやすくするために、地面を耕すことから始めましょう。この時に小石を取り除いておくと柵が差し込みやすいです。
地面を柔らかくせずに、いきなり柵をゴムハンマーで叩いて差し込もうとすると、なかなか地面に入っていきません。ゴムハンマーで無理に叩き続けると柵が破損してしまう恐れがあるので注意が必要です。
芝生の根止め作業は、雨の降った次の日に行うと、土壌が柔らかくなっているので、根止めの柵が差し込みやすいです。
芝生の根止め作業にあると便利なアイテム
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