ソヨゴは、品種改良によって洋風住宅に合った樹形のものが流通するようになり、近年人気が高まっている庭木の1つです。ソヨゴは、成長が緩やかで管理がしやすく、花と実が楽しめる良いこと尽くめな庭木ですが、1つだけ欠点を言うと根の問題が挙げられます。今回は、ソヨゴの根の張り方と根の深さについて紹介します。
ソヨゴは庭木として良いこと尽くめ
ソヨゴは、一年中青々とした葉が楽しめる常緑高木です。庭のシンボルツリーにしても良いですし、ほとんど落葉しないので住宅の目隠し目的でも使えます。
また、ソヨゴが庭木として好まれる理由として、シマトネリコやヤマボウシなどの他の庭木と比べると、ソヨゴは成長が遅いということが挙げられます。成長が遅い木は、剪定する頻度が少なく管理がしやすいというメリットがあります。
さらには、ソヨゴは花と実が楽しめるという魅力もあります。ソヨゴは5月頃に白くて小さな花を咲かせ、12月頃には赤い実を楽しむことができます。ただし、ソヨゴはオスの木とメスの木が存在する「雌雄異株(しゆういしゅ)」という植物なので、実を付けるのはメスの木だけになります。
Sponsored Links
オスの木とメスの木の区別は、ソヨゴがある程度大きくならないと分からないので、メスの木が欲しい時は、樹高2mくらいまで育ったソヨゴで、赤い実が付いたものを購入すると良いでしょう。
ソヨゴは寒さに強い性質があるので、関東より北の寒い地域でも庭木として人気が高いです。このように庭木として良いところばかりのソヨゴですが、欠点が1つだけあります。それは根の問題です。次では、ソヨゴの根の張り方と根の深さについて確認していきましょう。
ソヨゴの根の張り方と根の深さ
ソヨゴは、根の張り方が浅いことが、庭木としての欠点と言えます。ソヨゴは、根の深さ30㎝程度のところを浅く広がっていく特徴があります。
このような根の張り方をする庭木は、大きくなり過ぎると台風の影響で倒木しやすいという欠点があります。ただし、ソヨゴは成長が遅いので、定期的に剪定をして、しっかり管理していれば問題ありません。
ソヨゴの内側に伸びる枝を切り落とす「透かし剪定」を行っていれば、蒸れによる枝枯れを防ぐだけではなく、強風に煽られても風を受け流す効果が期待できるので倒木しにくくなります。
Sponsored Links
また、ソヨゴは根の深さが30㎝程度のところで伸びているので、地表が乾燥すると、その影響を受けやすいという欠点があります。そのため、ソヨゴは乾燥に弱い傾向があるので、水やりを怠らないように気を付けましょう。
ソヨゴは根の張り方が浅いので、除草剤の影響を受けやすいという欠点もあります。ですから、ソヨゴの半径1m付近には除草剤をまかないようにした方が無難です。
ソヨゴ
Sponsored Links
おすすめの記事
子持ち蓮華の増えすぎたランナーを切る方法!株の増やし方を紹介!
小型ジョウロおすすめ!オシャレで使いやすいミニサイズを厳選!