西洋芝生の価格は1㎡当たり1000円程度で、庭全体に敷き詰めるとそれなりにお金がかかります。ところが、西洋芝生の種自体はそれほど高額ではなく、種から育てることも意外と簡単です。今回は、芝生の種からの育て方と、その作業に使えるおすすめの道具を紹介します。
芝生の種からの育て方
西洋芝生は、夏季と冬季以外であれば、いつ種を撒いても大抵は発芽します。芝生の発芽適温は、10~28℃程度です。
①雑草を取り除き土を耕す
まずは、芝生の種を撒きたい場所に生えている雑草を全て取り除きます。それから、大き目のシャベルを使って、深さ20㎝程度で土を耕していきます。
芝生が生えてから地面を平らにすることは難しいので、種を撒く前に小石を取り除いておくことと、土を平らにしておくことが重要です。この時に使えるおすすめの道具はレーキです。これがあれば複数の小石を一気に取り除くことができるので、作業が楽になります。
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レーキ
②肥料を撒く
種まきに適した時期であれば、芝生の種を撒いて水やりするだけで発芽しますが、肥料を撒く撒かないでは、その後の成長に大きな差がでてきます。ですから、肥料は必ず撒くことをおすすめします。
肥料は適量を均一に撒くことが大切です。肥料を撒くための「散布機」という道具もありますが、ペットボトルに固形肥料を入れて撒いても代用できると思います。肥料を撒いたら土と混ぜ合わせます。この時もレーキがあるととても便利です。
芝生の種からの育て方で、最も重要なことは種を撒く前の土作りです。この時に地面を平らにしておかないと、芝生が生えてから芝刈り機をかけた際に、地面が凸凹で綺麗に刈ることができずに、いわゆる虎刈りになってしまいます。
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芝生の肥料
散布機
③種まき
土作りができたら、いよいよ芝生の種まきを行います。芝生の種はできるだけ均一に撒くことがポイントです。
種を均一に撒くための「種まき機」という道具もありますが、100均などで売っている食器用のザルなどを代用しても良いと思います。芝生の種は細長い形をしているので、ザルの網が丁度良い形状をしています。
芝生の種を撒いたら、その上から軽く土を被せます。この時もザルやフルイなどを使うと便利です。その後は、土を軽く踏んで転圧しておきます。
西洋芝生の種
種まき機
④水やり
最後に水やりをして、芝生の種からの育て方は完了になります。発芽するまでは土が乾燥しないように水を与えることがポイントです。暑い日は、土の状態を見ながら1日に2~3回程度水やりを行います。栽培環境にもよりますが、大抵は2~3週間ほどで発芽します。
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