これは半年ほど前の話です。長いお付き合いがあるご近所さんから、ちょっとしたお裾分けをいただき、その食べ物に何処かで摘んできた四葉のクローバーが添えられていました。(そんな洒落たことをする方なのです。)
四葉のクローバーの水挿しから発根
摘んでから数時間が経った四葉のクローバーで、今にも干乾びそうになっている姿を見て、植物好きな私は条件反射的に助けてしまいました。クローバーに限らず大抵の植物は、すぐに茎を斜めに切って水挿しすると復活します。
いただいた四葉のクローバーを私が助けたことは、おそらく、ご近所さんの本意ではないということと、幸運の象徴である四葉のクローバーを、いずれは枯れると分かっていながら育てようとしていることに、何だか複雑な心境になったのを覚えています。
干乾びそうになっていた四葉のクローバーの茎を斜めに切り、水の入った小瓶に挿すと、数時間後にはシャキッと復活しました。その後、4、5日経つと茎の先端から根が生えて、どんどん伸びていきます。
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クローバーは夜に葉が閉じる植物
四葉のクローバーを水耕栽培してみて、改めて気付いたことがあります。それは「クローバーは夜に葉が閉じる植物」ということです。
植物の中には夜になると葉を閉じて、あたかも眠っているような変化を見せる種類が存在します。これは葉の就眠運動と言い、葉を閉じて休めることで、呼吸を少なくして養分を蓄えたり、水分の蒸発を抑えるなどの役割があると考えられています。
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葉の就眠運動は、主にマメ科の植物に見られます。実は、クローバーもマメ科の植物で、大豆や落花生などの仲間なのです。
四葉のクローバーの水耕栽培を始めてから、3ヶ月後に根の成長が止まり、徐々に葉の就眠運動が鈍くなってきました。そして、半年経った現在も枯れずに生きています。
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