アネモネの球根には上下があり、正しい向きで植え付けることで、その後の成長がスムーズになります。球根をそのまま植え付けるのではなく、事前に吸水作業が必要になるので、まずは、アネモネの球根の吸水方法から確認していきましょう。
アネモネの球根の吸水方法
カラカラに乾燥したアネモネの球根を、そのまま土に植え付けてしまうと、球根が腐ってしまうことがあるので、事前に吸水作業が必要です。
アネモネの球根は、掘り上げてから時間をかけて乾燥します。それと同様に吸水する時も、ゆっくりと時間をかけて行うことが大切です。
乾燥したアネモネの球根に、たっぷりと水を与えてしまうと、球根に負担がかかるので、程良く湿らせた資材の中で吸水させると良いでしょう。使用する資材は、粒の細かい無機質資材であれば、何でも良いのですが、よく使われるのはバーミキュライトです。
タッパーなどの容器にバーミキュライトを入れて、霧吹きなどを使って程良く湿らせます。そこにアネモネの球根を入れて、容器の上からラップをかけて保湿します。それを冷蔵庫の野菜室で5日くらい保管して、アネモネの球根が水を吸って膨れたら吸水は完了です。
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バーミキュライトの他には、湿らせたキッチンペーパーでアネモネの球根を包んで、それをビニール袋に入れた状態で、冷蔵庫の野菜室で5日くらい保管するという方法もあります。
アネモネの球根が水を吸って膨れたら、球根の正しい上下の向きで土に植え付けることができます。アネモネは、寒さに当てることで花付きが良くなる植物なので、冬の間は5℃以下の環境で管理することが大切です。寒さに当てずに育ててしまうと、葉は成長しても花が咲かないことがあるので注意が必要です。
アネモネの球根の上下の向きは?
アネモネの球根の植え付け時期は、10月~12月が適しています。気温が高過ぎると球根が腐ってしまうことがあるので、1日の最高気温が15℃以下になった時を目安に植え付けを開始します。
アネモネの球根には上下があり、平ら方が上で、尖った方が下になります。アネモネの球根の平な方には、茎が付いていた痕跡が残っていることがありますが、尖ったいる方を下向きにして植え付けると覚えている方が分かりやすいと思います。
中にはいびつな形をした球根もあるので、上下が分からないこともあります。その場合は、球根を横向きに植え付けても大丈夫です。
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万が一、球根を上下逆に植え付けたとしても、アネモネの球根はとても小さいので、下向きに発芽しても芽が球根を迂回して地上に出てくることがあります。ただし、余計な体力を使わないで済むように、アネモネの球根は正しい上下の向きで植え付けた方が無難です。
アネモネ
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