小カブが大きくならない!丸くならないで失敗する原因は?

カブの種類は小カブ・中カブ・大カブがあり、小カブの大きさは直径が6㎝くらいになります。小カブが大きくならない原因については、様々なことが考えられますが、家庭菜園初心者がやってしまいがちな失敗として、「間引き不足」と「誤った種まきの時期」が挙げられます。これらの原因よって小カブの根が丸くならないで、スジっぽくなってしまうことがあります。

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小カブが大きくならない原因

間引き不足

小カブ,大きくならない,丸くならない,失敗,画像1間引きとは、込み合った株を選別して、成長が悪いものを取り除いていき、株と株の間を適切な距離にする作業です。小カブは成長して根が肥大する根菜なので、密集して栽培すると根が込み合って十分に成長できません。

小カブの間引き作業は、成長の悪い苗を1回に取り除くのではなく、数回に分けて様子を見ながら段階的に行うことが大切です。

小カブの種をまいてから双葉が出て、本葉が1枚出たタイミングで1回目の間引き作業を行います。2回目は本葉が2~3枚の時、3回目は本葉が5~6枚の時、最終的には株と株の間が10㎝くらい離れるように間引きます。

間引いた小カブの葉は、サラダにしたり、お味噌汁の具にしても、美味しくいただけます。

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種を早まきすると小カブが丸くならないで失敗する

小カブ,大きくならない,丸くならない,失敗,画像2小カブの発芽適温は20℃~25℃で、やや涼しい気候を好む野菜です。ですから、小カブの種まきの時期は真夏の暑さを避けて、春と秋に種をまくのが一般的です。

春まきでも秋まきでも、早い時期に種をまいてしまうと、小カブが十分に成長できずに、根が丸くならないで失敗する原因になります。

春まき栽培では、まだ寒い時期に種を早まきしてしまうと、小カブが低温に反応してトウ立ちしてしまいます。トウ立ちとは、花を咲かせるための花茎が伸びることを言い、開花のために栄養を使ってしまうので、根が硬くなりスジっぽくなってしまいます。こうなってしまっては、これ以上小カブの根が大きくならないので、小さくても食べられるうちに収穫した方が無難です。

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秋まき栽培でも、まだ暑い時期に種を早まきしてしまうと、生育が悪くなるので、小カブの根が丸くならないで失敗することがあります。

小カブは種まきから1ヶ月半くらいの短い期間で収穫できます。収穫が遅れると、スジが入ったり根にひび割れを起こすことがあるので、早めに収穫する方が望ましい。

丈夫で栽培しやすくカブは「耐病ひかり」という品種です。小中~中大カブまでお好みの大きさで収穫できるのでおすすめです。

カブの種(耐病ひかり)

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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