クチナシ(ガーデニア)の葉が黄色くなる、もしくは葉が落ちる主な原因は、「水切れ」と「寒さ」が考えられます。また、これらの原因によって、蕾が落ちることもあるので注意が必要です。
クチナシの葉が黄色くなる・葉が落ちる原因
水切れ
クチナシは、日本、中国、台湾、朝鮮半島、インドシナ半島などの森林に自生する植物です。ですから、用土は、落ち葉が降り積もってできた、腐葉土が適してします。フカフカの腐葉土は、保湿性と通気性が良いので、クチナシは水分を好む植物です。
そのため水切れを起こすと、急に調子が悪くなって、クチナシの葉が黄色くなることがあります。さらに酷くなると、次々と葉が落ちることがあるので注意が必要です。
野生のクチナシは森林で育つ常緑低木なので、半日陰の環境を好みます。ですから、強い西日が当たる場所にクチナシを置いてしまうと、葉焼けを起こして葉が黄色くなる原因になります。また、強い日差しが当たる場所では、用土がすぐに乾燥してしまうので、水切れも起こりやすいです。
ただし、クチナシを室内栽培するのはNGです。クチナシを部屋の中に置いていると、葉の色が薄くなったり、白い花が黄色くなることがあるので、鉢植えのクチナシでも屋外で栽培するようにしましょう。
クチナシの水やりの方法は、表土が乾いたらたっぷり水を与えるのが基本です。夏場は土が乾燥しやすいので、朝晩2回の水やりが必要になることもあります。冬場は、生育が落ち着いているので、暖かい時期ほど頻繁に水やりする必要はありません。表土が乾いたタイミングで水を与えてください。
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寒さ
クチナシは日本に自生する植物ですが、東海地方以西の温暖な地域に分布しています。ですから、クチナシは寒さに弱い傾向があるので、寒冷地では寒さでクチナシの葉が黄色くなることがあります。
クチナシの園芸種は品種改良されているので、耐寒温度が-5℃程度までと言われいますが、霜に当たると葉が落ちる原因になります。
寒さが厳しい冬の時期には、鉢植えのクチナシを軒下に移動したり、玄関に取り込んだりして、防寒対策する必要があります。
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クチナシの蕾が落ちる原因
クチナシは、6月から7月頃の暖かい時期に開花するので、この時期は気温が高く用土が乾燥しやすいので水切れになることがよくあります。
クチナシの開花時期には、たくさんの蕾をつけて次々と花が咲くのですが、この時期に水切れを起こすと、蕾が落ちることがあるので注意が必要です。
クチナシの開花時期は、基本的には6月から7月頃とされていますが、暖かい地域では温暖化の影響もあって、秋頃までクチナシの花が咲いていることがよくあります。
開花時期が長くなると、その分たくさんの養分を必要とするので、肥料切れが原因で花が咲かないことがあります。クチナシの肥料の与え方は、開花後にお礼肥として油かすなどを施すのが基本なのですが、開花時期が長くなる場合は、緩効性の固形肥料を与えておくと良いでしょう。
クチナシ
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