夏ナスの収穫が終わったら更新剪定で秋ナスの準備!

ナスの栽培は、5月の上旬に苗の植え付けを行い、6月下旬から7月上旬には夏ナスの収穫ができるようになります。

それから、8月に入ると株の生育が止まり、実の付きが悪くなりますが、これでナスの栽培は終わりではありません。夏ナスの収穫が終わったら、更新剪定をして秋ナスの準備に取り掛かりましょう。

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夏ナスの収穫が終わったら秋ナスの準備

更新剪定

夏ナス,収穫,終わっ-たら,更新剪定,秋ナス,画像2夏にたくさんの実を付けた株は、生育が悪くなり、いわゆる「なり疲れ」の状態になります。そのため、夏ナスの収穫が終わったら、一度切り戻しを行って株を休ませる必要があります。すると、その1ヶ月後には元気に成長して同じ株から秋ナスを収穫することができます。

実の付きが悪くなった株を、大胆に切り戻して回復させることを、園芸用語で「更新剪定」と言い、ナスの更新剪定の時期は8月中旬から8月下旬頃に行うのがベストです。

ナスの更新剪定の方法はとても簡単で、1本の枝に対して1、2枚の葉が残るように、枝をハサミで切るだけです。大胆に切ってしまっても、葉が残っていれば再び成長していきます。

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根切りと追肥

根切りとは、スコップを株の周辺の地面に差し込むことで、ナスの根を切る作業のこと言います。ナスの主根を切ると、枝分かれした側根がたくさん生えてくるので、根の成長を促すことができます。

根切りの方法は、株元から30㎝程度離れた場所に、スコップを垂直に差し込んで根を切断していきます。スコップを差し込んでできた地面の穴に、牛ふん堆肥などを入れて追肥すると、さらに株の成長が促されます。

その後は、3週間ごとに固形肥料を断続的に与えて、肥料を切らさないようにすることがポイントです。また、実が付く前に支柱を立ってておくと、後々楽になります。支柱はナスの枝に沿うように立てて、麻ひもなどで枝を固定します。

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更新剪定から1ヶ月後には秋ナスを収穫できる

夏ナス,収穫,終わっ-たら,更新剪定,秋ナス,画像1夏ナスの収穫が終わったら更新剪定で株を休めて、その後順調に成長していけば、1ヶ月後には秋ナスを収穫することができます。

その間は、水やりと追肥を絶やさずに、枝の成長とともに支柱を増やしていきます。秋の栽培は夏の時とは違い、ニジュウヤホシテントウやホソヘリカメムシなどの害虫が少ないので、比較的管理が楽です。

ナスの栽培は1~3番目にできた実を早めに収穫することがポイントです。最初にできた実を大きくしてしまうと株が弱ってしまい、その後で実の付きが悪くなるので注意が必要です。

9月から10月頃に収穫する秋ナスは、昼と夜の温度差が影響し、実が締まって種が少ないのが特徴です。夏ナスとはまた違った美味しさがあるので、夏ナスの収穫が終わったら、今度は秋ナスの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ナスの苗

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【園芸豆知識④】花や実の成長を促す肥料

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窒素(N)・・・葉を育てる成分
リン酸(P)・・・花や実を育てる成分
カリ(K)・・・根を育てる成分

開花を促すためには、リン酸の割合が多く含まれた肥料を与えると効果的です。リン酸は、窒素やカリと比べて吸収率が低いため、窒素4:リン酸10:カリ1のように極端にリン酸が多い肥料を使うことが望ましいです。

【園芸豆知識⑤】お酢で害虫対策

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お酢には、病害虫の予防と駆除効果があり、家庭菜園で手軽に有機栽培がしたい方には、お酢を薄めたスプレーがおすすめです。

お酢のスプレーは、早朝や夕方、曇りの日など、気温の低い時に使用するようにしましょう。気温が高い晴れた日の昼間にお酢のスプレーをかけると、薬害を起こして葉が枯れることがあるので注意が必要です。

また、お酢の濃度が濃過ぎることも葉を枯らす原因になるので、適切な濃度(酸度0.2%程度)のものを使用するようにしましょう。

【園芸豆知識⑥】冬場の苗作りは保温マットが必須

植物の種が発芽するためには、「水」「空気(酸素)」「適した温度」の3つの要素が重要です。水と空気を提供することは簡単ですが、寒い季節に発芽適温を維持することは難しいことです。

発芽に適した温度は植物の種類によって異なりますが、一般的に15℃~30℃程度です。冬場に苗作りをする場合は、温室管理や保温マットなどを使って温度調節する必要があります。

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