コルジリネ・レッドスターは、細長い葉を縦にも横にも広げるので、大きくなり過ぎると置き場所に困ることがよくあります。今回は、コルジリネ・レッドスターの成長速度や大きくしたくない時の対処法について紹介します。
コルジリネ・レッドスターの成長速度と高さは?
コルジリネ・レッドスターは、オーストラリアまたはニュージーランド原産の植物で、ある程度の耐寒性(-5℃程度まで耐えられる)があるため、関東より南の地域では地植えで育てることができます。
コルジリネ・レッドスターを地植えにすると、最大で高さ300cm程度まで大きくなると言われています。ですから、大きくしたくないという方には、鉢植えで育てることをおすすめします。鉢植えでも成長とともに鉢のサイズを大きくしていくと、高さ150cmくらいまでは大きくなります。
コルジリネ・レッドスターは、常緑多年草のわりには大きく成長しますが、庭木などと比べると成長速度が特別に早いというわけではなりません。
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園芸店などで売られているコルジリネ・レッドスターは、大抵は5号くらいの鉢に植えた高さ50㎝程度のものを販売しています。それを地植えにしたとすると、3年後くらいに高さ120㎝程度まで大きくなるというくらいの成長速度です。大抵は、高さ150cmを超えたあたりから成長速度も緩やかになっていきます。
高さ120㎝程度のコルジリネ・レッドスターでしたら、気候などが原因で地植えが難しいと判断した場合は、大き目の鉢に植え替えすることも可能です。鉢植えにしておけば、普段は屋外に置いていても、寒さが厳しい季節は移動することができるので安心です。
コルジリネ・レッドスターを大きくしたくない!
コルジリネ・レッドスターを大きくしたくない時の対処法は、切り戻しや挿し木などで、高さを調節するやり方になります。
切り戻しや挿し木を行う時期は、5月~8月頃が適してします。いずれの方法も直射日光が当たらない明るい日陰で管理することが基本です。
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切り戻しのやり方
コルジリネ・レッドスターの切り戻しのやり方はとても簡単で、茎を地面から5㎝ほど残して切り取るだけです。後は通常通り水やりを続けると、残った茎の根元から新芽が生えてきます。
コルジリネ・レッドスターの栽培環境にもよりますが、切り戻しをしてから1ヶ月ほど経つと新芽が生えてきて、株の状態によっては複数の新芽が芽吹くこともあります。
挿し木のやり方
コルジリネ・レッドスターは、挿し木でも水挿しでも発根しますが、大きくなり過ぎたコルジリネ・レッドスターを水挿しにすると水替えなどが大変なので、挿し木の方がおすすめです。
挿し木のやり方は、新しい葉を5~10枚くらい残した状態で、お好みの高さで茎を切り取ります。コルジリネ・レッドスターは、5月~8月頃であれば、茎のどの位置で切っても大抵は発根するので大丈夫です。
切り取ったコルジリネ・レッドスターを、鹿沼土などの肥料の入っていない無機質の土に挿して、発根するまで土が乾かないように水やりを続けます。使用する鹿沼土は、粒の小さいものを選ぶと挿し木がやりやすいです。
コルジリネ・レッドスターの挿し木は、葉が無い茎だけの状態でも発根します。この場合は、茎の上下を間違えないように注意しましょう。作業しているうちに茎の上下が分からなくなった場合は、茎を横向きに植えても発根します。この方法を園芸用語で「茎伏せ」と言います。
コルジリネ・レッドスター
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