プリムラ・ジュリアンを育ててみると、葉がぐったり萎れて元気がない時があります。葉が萎れる原因が水切れの場合は、すぐに水を与えれば元の状態に戻りますが、そもそも育て方に問題があることも考えられます。
プリムラ・ジュリアンは暑さに弱い
プリムラ・ジュリアンは、冬から春にかけて開花する植物で、寒さには強い反面、夏の暑さには非常に弱いという性質があります。大抵は、5月くらいからプリムラ・ジュリアンの元気がなくなってきて、夏になる頃には葉が枯れていまうことが多いです。
本来、プリムラは多年草ですが、高温多湿な日本の環境では一年草扱いになることが多いです。それでも、関東より北の涼しい地域では、夏越しに成功することもあり、夏越しできたプリムラ・ジュリアンは、新芽から新しい根を出して株を大きくしていきます。
その以外にも、プリムラ・ジュリアンの元気がない原因については、様々ことが考えられますが、可能性が高い原因の1つとして「水切れ」が挙げられます。
Sponsored Links
水切れで葉がぐったり萎れる
プリムラ・ジュリアンは、12月から5月にかけて花を咲かせます。特に3月前後は、次々と花を咲かせる時期なので、たくさん養分を必要とします。
生育期の水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてあげましょう。この時期のプリムラ・ジュリアンは、たくさんの水を必要とするので、うっかり水やりを忘れて、水切れを起こしてしまうと、それが原因で葉がぐったりと萎れることがあります。
また、土が湿っている状態で水を与えると、土の中が過湿になり、根腐れを起こしてしまいます。水の与え過ぎもプリムラ・ジュリアンの元気がない原因になるので注意が必要です。特に生育が落ちる梅雨から夏の時期は、水やりを控えめにして乾燥気味に管理しましょう。
Sponsored Links
水やりは株元に与える
プリムラ・ジュリアンの花は上を向いて咲くので、株の上から水を与えてしまうと、花の中に溜まった水が腐って、花や葉がぐったりと萎れてしまいます。
花や葉に水滴がつくと傷む原因になるので、プリムラ・ジュリアンの水やりは、葉を持ち上げて株元に与えるようにしましょう。
プリムラ・ジュリアンを深植えすると元気がない
プリムラ・ジュリアンは株元に新芽ができるという性質があります。そのため、株を深く植え付けてしまうと、株元が蒸れて新芽が出にくくなります。
ですから、プリムラ・ジュリアンの植え付けは浅植えが基本です。深植えにして株元が腐ってしまうと、花芽も枯れてしまうので注意が必要です。
また、プリムラ・ジュリアンを深植えすると、地面との距離が近いので、水やりの際に跳ね返ってきた泥水が下葉に付着して、葉が枯れることがあります。
プリムラ・ジュリアン
Sponsored Links
おすすめの記事
ジュリアンとポリアンサの違いは?プリムラの夏越し方法を紹介!
チランジア(エアプランツ)の親株が枯れる!子株を株分けするタイミングとは?