夏の球根植物の代表格と言えばダリアです。ダリアは小ぶりなものから大輪の花を咲かせるものなど、様々な種類があります。大輪ダリアは大きいもので直径15cm以上の大きな花を咲かせ、その姿はまるで夜空に打ち上げられた大玉の花火のようです。
そんな大輪ダリアに憧れて、昨年からダリアの栽培を始めました。球根の冬越しにも成功し、また今年も美しい花を咲かせてくれています。
まずはガーデンダリアの苗から育ててみた
ダリアを球根から育てるのは、何だか難しそうという勝手な先入観を持っていた私は、まずは比較的育てやすいと言われるガーデンダリアの苗を購入して、プランターに植え付けて栽培してみました。
この画像が、昨年の春に植え付けをしたガーデンダリアです。草丈33cm、花の大きさが8cmほどの小さなダリアです。
このダリアは、初夏から秋にかけて、小ぶりでたくさんの花を咲かせてくれます。多くの花を咲かせるためには肥料は欠かせません。追肥は5月と9月に与えると良いです。
秋が過ぎて花が落ちると、霜が降りる前に球根を掘り出して冬越しの準備をします。球根の保管をきちんと行うことで、また来年も美しい花を咲かせてくれます。
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大輪ダリアを球根から育てる
ガーデンダリアの越冬に成功した私は、今年はついに大輪ダリアを球根から育ててみることにしました。
この画像が私が育てた大輪ダリアです。草丈82cmもあるので、栽培する際には早い段階で支柱が必要です。花の大きさは14cmもあります。
球根の植え付けは4~5月頃に行いました。ダリアの球根はサトイモのような形をしていて、その先端に芽があります。植え付けの際は、球根の芽が上向きになることと、芽の位置がプランターの中央になるように注意しましょう。
おそらく、初めてダリアを育てる方の不安要素は、球根の扱い方だと思います。ここでは、球根の冬越し方法などをもう少し詳しく紹介しておきます。
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ダリアの球根の冬越し方法
ダリアは秋が終わりに近づくと葉や茎は枯れてしまいますが、土の中の球根は育ち続けます。しかし、冬の時期に球根を埋めたままにしておくと、霜や雪の影響で球根が傷んでしまう恐れがあるのです。
霜が降りない暖かい地域では、球根を土に埋めたままでも大丈夫ですが、通常は、球根が腐らないように土から掘り出して冬越しをすることが一般的です。
ダリアの球根を掘り出す際は、地際で茎を切って土の中から球根を掘り出します。掘り出した球根は土を取り除き水で洗います。その後、日陰で1週間ほど乾かしてから、ダンボール箱に入れたピートモスやおが屑などに球根を埋めて乾燥保管します。
ピートモスやおが屑がなければ、球根を新聞紙に包んでダンボール箱に入れて保管して大丈夫です。とにかく球根が凍らない環境で乾燥保管できれば大丈夫です。
ダリアを育てると1本の茎に複数の球根が付いてきます。1つの球根はサトイモのような形をしていて、その先端に複数の芽があります。
この芽の位置を避けて球根を切り分けることでダリアを増やすことができるのですが、まだ芽が小さいうちは、芽の位置を見分けることが困難です。
分球するタイミングは、芽が少し成長して確認できるようになる2~3月頃に行うと良いでしょう。分球に自信がない方は、来春に複数の球根がくっついたまま植え付けても構いません。
ダリアの球根
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