サイネリア(シネラリア)は11~5月の開花期に次々と花を咲かせます。咲き終わった花が萎れるのは自然なことですが、まだ咲き始まったばかりの花がぐったりと萎れたら、開花を阻害する何らかの原因があるはずです。
サイネリアの茎葉が元気がない場合は、根の不調や水切れなどが考えられますが、サイネリアの茎葉は元気なのに、花だけが萎れる場合は、雨や寒風の影響が考えられます。
サイネリア(シネラリア)の花だけがぐったり萎れる原因
サイネリア(シネラリア)は雨が当たらない場所で管理する
本来、サイネリアは多年草の植物ですが、高温多湿に弱いので日本では一年草扱いになっています。特に花の部分が暑さや湿気に弱く、ここに雨が当たると花が傷みやすいという性質があります。
ですから、サイネリアは雨が当たらない軒下や室内で管理するのが基本です。ただし、サイネリアは日当たりが悪い場所で育てると、花数が減ってしまうので、室内で栽培する際には、窓辺などの日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。
花の部分に雨が当たると、花だけがぐったりと萎れるということは、水やりの際も花の上から水をかけてはいけないということです。サイネリアの水やりは株元に与えるようにしましょう。
Sponsored Links
開花時期のサイネリアは、花を咲かせるために多くの水を欲するので、水切れを起こしやすくなります。サイネリアの水やりは、表土が乾き始めたら、たっぷりと水を与えましょう。
サイネリア(シネラリア)は寒さに強いわけではない
サイネリアは冬に開花する植物なので、寒さに強いと思われがちですが、実はそれほど寒さに強くありません。ですから、冬の時期はサイネリアが霜に当たらないように室内へ移動する必要があります。
サイネリアの耐寒温度は、徐々に慣らしていけば1℃程度までは耐えられると言われていますが、株を良い状態に保つためには、最低でも5℃以上は必要です。
Sponsored Links
サイネリアは花が傷みやすいので、寒風にさらされると、茎葉は元気なのに花だけがぐったりと萎れることがあります。特に昼と夜の温度差がある時期は夜間に急激に冷え込むと、サイネリアの花が傷んでしまうことがあるので注意が必要です。また、風の強い季節は、乾燥しやすい時期でもあるので、水切れには気を付けましょう。
サイネリア(シネラリア)
Sponsored Links
おすすめの記事
アリッサムに黒い幼虫!カブラハバチの幼虫とキスジノミハムシの駆除方法を紹介!
アコウの木とガジュマルの違い!パンダガジュマルとの見分け方は?