園芸店でムスカリを買ってきた時は短い葉っぱだったのに、ムスカリを植えっぱなしにしていると、9月頃からどんどん成長して葉が伸びすぎるということがよくあります。そんな時の対処法として、ムスカリの葉を切るのは良いでしょうか?
ムスカリの葉が伸びすぎるのは植えっぱなしが原因
ムスカリを植えっぱなしでも良いのですが、葉が伸びすぎるのを防ぐためには、葉が黄色くなる6月頃に球根を掘り出して、11月頃に再び植え付ける必要があります。
ムスカリを植えっぱなしにすると、9月頃から早々と成長した葉が30㎝くらいまで伸びて、まるでニラのようになってしまいます。
伸びすぎ葉はダランと垂れて見た目が悪いので、ムスカリをバランス良く咲かせるためには、一度球根を掘り出して成長をコントロールすることが大切です。
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花が終わったら球根を太らせる
ムスカリは3月から5月中旬まで花を咲かせます。花が終わったら種ができる前に花茎を切るようにしましょう。花茎を切ることで、結実のためではなく球根の成長のために栄養を使わせるのがポイントです。
ムスカリの開花時期には多くの栄養を使うので、花後は球根がしぼんでしまいます。しぼんだ球根を再び太らせるために、花が終わったら肥料を与えて球根を育てていきます。
葉が黄色くなる6月頃になったら球根を掘り出して冷暗所で保存します。その球根を10月から11月頃の遅植えにすることで、葉が伸びすぎるのを防ぎます。母球に子球が付いている場合は、子株を取り除いて植え付けると栄養を損なうことなく、花付きがよくなります。
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ムスカリの伸びた葉を切るのは良いのか?
ムスカリを植えっぱなしにしておくと、秋頃に葉が伸びすぎるので、葉を切るかどうか迷ってしまうことがよくあります。
この時期にムスカリの葉を切っても、来春には花を咲かせてくれるので問題はありません。ただし、葉を切ると切り口部分が汚くなって、見た目が悪くなることは避けられません。
ですから、ムスカリを鉢植えで育てている場合は、球根の数も少ないので、できれば適切な時期に球根を掘り出して、遅植えにする方が、ムスカリを綺麗に咲かせることができます。
しかし、大量のムスカリを地植えにしている場合は、全ての球根を掘り出すのは非常に大変なことです。その場合は、伸び過ぎた葉を切ることで見た目が悪くなるのは、仕方がないことのように思えます。
ムスカリ
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