虹の玉は夏の休眠期に葉が落ちることが多く、その主な原因は水の与え過ぎです。また、多湿が原因でカビが発生し、虹の玉の葉が黒くなることもあるので注意が必要です。
虹の玉の葉が落ちる原因
虹の玉は春秋生育型の多肉植物なので、3月~6月頃と9月~11月頃は生育が良くなるのですが、それ以外の暑い夏場と寒い冬場は休眠状態になります。
虹の玉はある程度の耐寒性はあるので、霜に当たって凍結しない環境であれば、マイナス2℃くらいまでは耐えられます。しかし、虹の玉は高温多湿には弱く、梅雨明けから夏の休眠期に水を与え過ぎると、虹の玉の葉がポロポロと落ちてしまうことがあります。
夏の休眠期には、虹の玉が多くの水分を必要としていません。にもかかわらず水を与え過ぎてしまうと、虹の玉の下葉の方から次々と葉が落ちることがあります。
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また、水を与え過ぎることで、常に土の中が蒸れた状態になると、虹の玉が根腐れを起こすことがあります。根の不調も虹の玉の葉が落ちる原因になるので注意が必要です。
春と秋の生育期の水やりは、虹の玉の表土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、夏と冬の休眠期の水やりは控えて、雨も当たらないようにします。夏場に虹の玉の葉を触るとしんなりしていて、どうしても水やりが必要という場合は、気温が下がる夕方に一晩で乾く程度の少量の水を与えるくらいで大丈夫です。暑い夏の時期は、適度に遮光した風通しの良い場所で虹の玉を管理するようにしましょう。
遮光ネット
虹の玉の葉が黒くなる原因
虹の玉の葉が部分的に黒くなる場合は、葉焼けの可能性が考えれますが、黒い部分が株全体に広がっていく場合は、カビの繁殖が原因として挙げられます。カビの発生により黒くなった葉は、触るとブヨブヨしていて、ちょっと触れただけで葉が落ちる状態です。
すでに述べていますが、虹の玉は高温多湿に弱い植物なので、風通しの良い場所で管理することが大切です。虹の玉の鉢を湿気がこもる壁際に置いていると、鉢の壁側の方からカビが繁殖して黒くなることがあります。まだ、根がしっかり張っていない株は抵抗力が低いので、カビの影響を受けやすい傾向があります。
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カビの影響で虹の玉が黒くなってしまったら、株の黒い部分は全部取り除き、株の無事な部分に殺菌剤をかけて新しい土に植え替えます。そして、風通しの良い場所へ鉢を移動する必要があります。
再びカビが繁殖する可能性もあるので、万が一に備えて葉挿しで株を増やしておくと良いでしょう。ただし、葉の付け根の部分が黒くなっている場合は、葉挿しをやっても発根しないことがあります。
殺菌剤
虹の玉
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