クレマチスには「新枝咲き」「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」の3種類があり、花の咲き方や成長速度などが違うため、それぞれの剪定方法が異なります。今回は、クレマチスの新枝咲き、旧枝咲き、新旧両枝咲きの剪定について解説していきます。
クレマチスの「新枝咲き」「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」の特徴
新枝咲き性のクレマチスは、今年伸びた新しい枝に花が咲く品種のことを言います。1年で数回花を咲かせることができるので、四季咲きと言うこともあります。
新枝咲き性のクレマチスは、ビチセラ系、テキセンシス系、インテグリフォリア系、ジャックマニー系などがあります。
旧枝咲き性のクレマチスは、去年伸びた古い枝に花が咲く品種のことを言います。1年に1回花が咲くので、一季咲きと言うこともあります。旧枝咲き性のクレマチスは、パテンス系、モンタナ系などがあります。
新旧両枝咲き性のクレマチスは、今年伸びた新しい枝と去年伸びた古い枝の両方に花が咲く品種のことを言います。新旧両枝咲き性のクレマチスは、ビチセラ系、フロリダ系などがあります。
クレマチスの系統は、購入時に付いているラベルに記載されています。店舗によって表記が異なるので、新枝咲きのクレマチスのことを「強剪定」と書かれていることもあります。
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クレマチスの剪定方法
新枝咲きと旧枝咲きのクレマチスは、一番花が終わる時期(5月頃)に剪定することで、1年に2、3回花を楽しむことができます。
旧枝咲きのクレマチスの場合も、花が終わったら花の部分を取り除くことで、種を付けさせないようにすることがポイントになります。
クレマチスに種ができると養分が種の方へ行ってしまうので、新芽が出にくくなります。ですから、事前に花がらを取り除いておくことが大切です。
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新枝咲きの剪定
新枝咲きのクレマチスは、一番花が終わったら、株元から2、3節残して剪定します。剪定をする5月頃は生育期なので、クレマチスを大胆に切り戻しても2ヶ月ほどで葉が生い茂ります。1本の蔓に対して葉を2、3枚残しておくと、光合成ができるので、その後の成長がスムーズになります。
新旧両枝咲きの剪定
新旧両枝咲きのクレマチスは、花後に株の2分の1を残して剪定します。新旧両枝咲きのクレマチスは、新枝咲きのクレマチスほど生育が良くないので、株の半分くらいを残しておいた方が安心です。
旧枝咲きの剪定
旧枝咲きのクレマチスは、花が終わったら花から1節下の位置で剪定します。花後に種を作らせないことによって、新芽を出しやすくするのが目的です。新芽が出ることを促すという意味では、新枝咲きと新旧両枝咲きの剪定も、同様の目的があると言えます。
クレマチス
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