シマトネリコは一年中緑色の葉が楽しめる常緑樹ですが、季節によっては葉が落ちることがあります。特に春(4月頃)の芽吹きの時期と、寒波が厳しい秋冬の時期に葉が落ちやすいです。
春(4月頃)にシマトネリコの葉が落ちる原因
春はシマトネリコの新芽が出る時期です。毎年4月頃になると、古い葉は落ちて新しい葉に生え変わります。ですから、この時期にシマトネリコの葉が落ちるのは、自然なことなので心配ありません。
むしろ、たくさんの古い葉が落ちて、たくさんの新しい葉に生え変わるということは、新陳代謝が良い証拠です。5月中旬頃になると、シマトネリコが花を咲かせ始めます。その頃までには、葉が落ちる量が少なくなっているはずです。
冬以外であればシマトネリコを剪定できるので、4月の葉の生え変わりの前に古いは剪定して整理しておくと、葉が落ちる量が少なくて済みます。ただし、シマトネリコは新しい枝の先端に花芽を付ける傾向があるので、5月の開花時期の前に新しい枝を剪定してしまと、花数が少なくなるので注意しましょう。
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秋冬にシマトネリコの葉が落ちる原因
シマトネリコは台湾やフィリピンなどに自生する亜熱帯植物なので、寒さに弱いという特徴があります。そのため、寒さの厳しい地域では、秋から冬の時期に寒さが原因で葉が茶色く枯れて、シマトネリコの全ての葉が落ちることがあります。
日本では、関東から北の寒い地域では、地植えで越冬することは難しいです。暖地であっても、寒波が原因でシマトネリコの葉が落ちる年もあります。その場合は、全ての葉が落ちても樹木自体が枯れてしまったとは限らないので、すぐに切ることはぜすに、新芽が出る来年の春まで様子を見る必要があります。
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シマトネリコは、モクセイ科トネリコ属に分類される常緑樹ですが、トネリコ属の樹木は落葉樹の方が多いです。ですから、もともとシマトネリコも落葉する性質が少しはあるのかもしれません。常緑樹なのに寒い環境では葉が落ちることを半落葉と言います。
昔の日本では、シマトネリコは沖縄県だけに自生する植物でした。しかし、温暖化の影響や、シマトネリコを少しずつ寒さに慣らしていったことで、現在では関東より南の暖地であれば、シマトネリコを庭木として育てることができるようになりました。
それでもシマトネリコは亜熱帯植物なので、気温が-5℃を下回る環境では、枯れる可能性があるので秋冬は注意が必要です。
シマトネリコ
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