丸い葉っぱが可愛くて、シルバーリーフがかっこいいユーカリ。オシャレな庭木として人気が高まっていますが、ユーカリを地植えにすると、どうしても拭え切れないデメリットがあります。今回は、ユーカリを庭に植えて後悔する前に知っておきたいデメリットについて紹介します。
ユーカリを庭木にするデメリット
地植えにすると大きくなり過ぎる
日本国内で流通しているユーカリの品種は様々なものがありますが、中でも人気を二分しているのが、ユーカリ・ポポラスとユーカリ・グニ―です。
ポポラスとグニ―は、最高樹高が20m以上と言われていて、庭に地植えすると大きくなり過ぎるというデメリットがあります。ユーカリの成長速度は、剪定をしないで放置すると2~3年後には二階の窓に届くほど大きくなります。
比較的、大きくならないと言われているユーカリ・ベイビーブルーという品種でさえ、樹高4~5m以上になる高木です。
ですから、ユーカリを庭木にする場合は、毎年の剪定は必須です。忙しくて剪定できないという方は、後悔しないように地植えではなく、鉢植えで育てることをおすすめします。
ユーカリを地植えにしてから2年以上も剪定していないと、幹が太く成長してノコギリを使わないと切れない状態まで大きくなります。
Sponsored Links
ユーカリの剪定方法は、ご自身が剪定できる高さで、木のてっぺんを切って芯止めします。これをすることで、太い幹が上へ成長することを抑えることができます。
そして、内側に伸びている枝を枝元から切り落としていきます。これをすると風通しが良くなるので、蒸れによる病害虫の被害を予防することができます。
大きくなり過ぎると倒木の恐れがある
ユーカリの根は、土の浅いところを広く伸ばす性質があります。他の庭木と比べると、ユーカリの根は細くて本数が少ないという特徴もあります。そのため、大きくなり過ぎたユーカリは、台風などで強風に煽られると、倒木する恐れがあるというデメリットがあります。
ユーカリが自生するオーストラリアは、乾燥した固い土壌なので、根っこが浅く広く伸びていても倒木しにくいですが、日本の土壌は多湿で柔らかいので、大きく成長したユーカリは風の影響を受けて倒れやすくなります。
ユーカリは、葉や枝の成長速度は非常に早いですが、根の成長速度はあまり早くありません。そのうえ根の本数も少ないので、樹高3~4m程度まで成長したユーカリは、台風の時は注意が必要です。
Sponsored Links
特に、建物や塀の近くに地植えしたユーカリは、根を広範囲に伸ばすことができないので倒木しやすくなります。ですから、ユーカリを植える場所は気を付けなければいけません。
大きくなり過ぎて後悔したくないという場合は、やはり地植えではなく、鉢植えにした方が成長を制限できるので良いと思います。鉢植えのユーカリは、屋外で管理することが基本です。観葉植物のように室内に置いておくと、日照不足や根腐れが原因で枯れることが多いので注意しましょう。
ユーカリ
Sponsored Links
おすすめの記事
ユーカリの葉がパリパリに枯れる!鉢植えでも室内より屋外栽培を推奨!
ビカクシダ(コウモリラン)の水切れサインは?胞子葉がしなしなに垂れる時は要注意!